用語集

裏打ち材

読み方
うらうちざい

裏打ち材(うらうちざい)とは、各種建材の裏面に貼り合わせて補強・断熱・防音・防水・接着性向上などの機能を付加する副資材の総称を指し、現代建材の高機能化を支える重要な要素技術概念である。主な対象建材と裏打ち材の関係として、第一に「壁紙(クロス)の裏打ち紙・不織布」、第二に「カーペット・タイルカーペットの裏打ちジュート・ニードルパンチフェルト・PVCバッキング」、第三に「クッションフロア・長尺塩ビ床材の発泡塩ビバッキング」、第四に「フローリングの遮音裏打ち材(クッションラバー・ウレタンフォーム)」、第五に「化粧鋼板・サンドイッチパネルの裏打ち断熱材(ポリエチレンフォーム・グラスウール・ウレタン・フェノールフォーム)」、第六に「金属屋根・金属外壁の裏打ち(断熱層・防露層)」、第七に「タイルカーペットの再生紙・ハードバッキング」などが挙げられる。裏打ち材の機能別分類として、断熱性能向上型、防音・遮音性能向上型、寸法安定性向上型、施工性向上型、防水・防湿性能向上型、防火性能向上型などに整理され、現代建材の付加価値を高める基本的な要素として位置付けられる。建設業界の脱炭素化トレンドのもと、裏打ち材にも環境配慮型素材(リサイクル材・バイオマス由来材・低VOC材)の採用が進んでおり、サンゲツ・東リ・住江織物・スミノエ・ロンシール工業・タジマ・田島ルーフィングなどの内装建材メーカー各社が環境配慮型製品を順次展開している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における専有部・共用部の内装更新では、適切な裏打ち材を備えた建材選定が長期耐久性・施工品質・居住性能を左右する。例えば共用廊下のタイルカーペット交換では、防音性・防滑性に優れた裏打ち仕様の選定により、住民満足度・歩行音苦情の軽減に直結する。明誠フランチャイズの内装工事専門会社では、各種裏打ち建材の特性を理解した上で、コスト・性能・意匠のバランスを考慮した提案を行っている。JCSAでも内装関連の技術セミナーを開催し、加盟会社の知識向上を支援している。

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