用語集

ウリン

読み方
うりん

ウリン(Ulin、学名Eusideroxylon zwageri、ボルネオ鉄木、Bornean Ironwood、アイアンウッド)とは、インドネシア・マレーシアのボルネオ島を中心に分布する熱帯雨林の超高密度・超高耐久広葉樹種を指し、世界最高ランクの耐久性を誇るデッキ材・ウッドデッキ用木材として現代の屋外建材市場で広く採用されている高級木材概念である。樹高30〜50m、直径1〜2mの大径木に成長し、辺材は淡褐色、心材は黒褐色〜赤褐色で、樹齢200年以上の老木では極めて緻密な木目を示す。材質的特徴として、第一に「気乾比重1.0〜1.2」(水より重く、水中に沈む唯一の建材級ハードウッド)、第二に「圧縮強度・曲げ強度・引張強度すべてが日本産杉・檜の3〜4倍」、第三に「天然耐朽性が極めて高い(耐用年数25〜50年、屋外でも腐らない)」、第四に「シロアリ・海虫食害への完全耐性」、第五に「燃えにくい(不燃材に近い性能)」、第6に「保油性が高く割れにくい」などが挙げられる。これらの優れた特性により、屋外ウッドデッキ・住宅バルコニーデッキ・公園ベンチ・桟橋・港湾施設・船舶部材・橋梁部材など、極限環境での長期使用に耐える用途で重宝されている。一方、デメリットとして、第一に「価格が他のハードウッド(イペ・セランガンバツー・チーク・ジャラ等)と比較しても最高ランク」、第二に「材が重く施工性が悪い(プロ施工必須)」、第三に「ビス打ち時に下穴必須(割れ防止)」、第四に「初期色変化(赤褐色から銀灰色への退色)」、第五に「持続可能性問題(FSC認証材の選定推奨)」などが挙げられる。日本のハードウッド市場では、株式会社中国木材、住友林業、株式会社木魂、ハードウッドベルク、株式会社池川木材工業、株式会社丸吉建設などが主要供給会社である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における屋上テラス・バルコニーの高級リニューアルでは、ウリンデッキの採用が高級感・耐久性を両立する選択肢として有効で、収益不動産オーナーの差別化提案として人気が高い。明誠フランチャイズのウッドデッキ工事専門会社では、ロープアクセス工法と組み合わせたバルコニーデッキ更新の効率的提案を行っており、JCSAでも木質建材関連の技術セミナーを開催している。

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