用語集
ウリン重複
ウリン(重複記載項目)(Ulin、ボルネオ鉄木)は、用語1573「ウリン」と同一の樹種・建材を指す重複登録項目で、データベース整理時に統合対象となる用語である。技術内容・適用範囲は別項目1573と同一だが、本項目では補足的に「ハードウッドデッキ材としての比較情報」「持続可能性・FSC認証の重要性」「日本市場での流通実態」について追加解説する。ハードウッドデッキ材として日本市場で流通する主要樹種を比較すると、第一に「ウリン(ボルネオ鉄木)」(比重1.0〜1.2、耐用年数25〜50年、ボルネオ島原産、最高級)、第二に「イペ(IPE)」(比重1.0〜1.2、耐用年数25〜50年、ブラジル原産、ウリンと並ぶ最高級)、第三に「ジャラ(Jarrah)」(比重0.8〜0.9、耐用年数20〜30年、オーストラリア産)、第四に「セランガンバツー(Selangan Batu)」(比重0.9〜1.0、耐用年数15〜25年、マレーシア産、コスパ良)、第五に「アマゾンジャラ・マサランドゥーバ」(比重0.95〜1.05、ブラジル原産、近年人気)などがあり、価格・耐久性・色味・調達ルートの違いから建主・設計者が選定する。持続可能性の観点では、熱帯雨林の違法伐採・乱伐問題が国際的課題となっており、FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)認証材・PEFC認証材の選定が業界スタンダードとなりつつある。EU・米国・日本でも違法伐採木材の輸入規制(クリーンウッド法、2017年施行)が施行され、トレーサビリティの確保が重視されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるウリンデッキ採用では、認証材の選定により、収益不動産オーナーのESG(環境・社会・ガバナンス)対応・SDGs配慮を強調する付加価値提案が可能で、特に外資系投資ファンドが所有する物件・高級ホテルチェーンの物件などで重視される。明誠フランチャイズの内装・外装工事専門会社では、認証材の調達ルート・施工ノウハウを蓄積し、ESG配慮型大規模修繕提案を強化している。JCSAでもサステナブル建材関連の情報発信・セミナー開催に取り組んでいる。

