用語集
ウルトラビス設計強度
ウルトラビス設計強度(Ultra Screw Design Strength)とは、田島ルーフィング株式会社の機械固定式塩ビシート防水工法「RD-MO工法(陸屋根・モルタル下地対応工法)」用ウルトラビスにおける、引き抜き耐力の設計基準値を指し、機械固定式防水工法の耐風圧設計・耐久性設計の根幹となる、現代の塩ビシート防水分野における基本評価指標概念である。本数値は、第三者試験機関・田島ルーフィング社内試験による実施工試験データに基づき算出された安全率込みの実用設計値で、約3,000Nの引き抜き耐力を有する。RD-MO工法(Roof Deck – Mortar Outside、モルタル下地対応工法)は、既存のモルタル塗り屋上下地・既存防水層の上に塩ビシート防水層を機械固定する改修工法で、特に既存防水層を撤去せずに上から重ね張りする「かぶせ改修」に適している。本工法の特徴は、第一に「下地撤去不要のため工期短縮・廃材削減」、第二に「居住者・テナントへの工事影響最小化」、第三に「断熱材を併用した断熱防水化への対応性」、第四に「下地の凹凸・劣化への許容性」、第五に「既存モルタル下地のクラック・浮きを許容できる柔軟性」などである。一方、ウルトラビスの引き抜き耐力は下地条件(モルタル強度・コンクリート強度・下地厚み)の影響を受けるため、施工前の引き抜き試験(プルアウトテスト)による現場確認が品質管理上重要となる。試験方法は、現場で同条件のテストピース(ビス+座金+下地モルタル)に対し、可搬型引張試験機で実引き抜き荷重を測定する方法で、結果が設計強度(3,000N)以上であることを確認する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における屋上防水改修では、田島ルーフィングのRD-MO工法は信頼性の高い改修工法選択肢の一つとして広く採用され、明誠フランチャイズの防水工事専門会社では本工法の認定施工技能を有する。ロープアクセス工法による足場仮設なしの調査診断と組み合わせた効率的提案により、収益不動産オーナーへの最適提案を実現している。JCSAでも防水技術セミナーを継続開催し、加盟会社の技術力向上を支援している。

