用語集
ウルトラビス耐力試験
ウルトラビス耐力試験(Ultra Screw Strength Test)とは、田島ルーフィング株式会社の機械固定式塩ビシート防水工法「RD-MV工法」用ウルトラビスの引張耐力・水平耐力・抜重耐力を総合的に評価する試験で、新製品開発時・設計強度更新時・品質保証時に実施される、現代の機械固定式塩ビシート防水工法における基本品質評価試験概念である。試験種類として、第一に「引張耐力試験」(鉛直方向の引き抜き荷重に対する破壊強度測定、設計強度3,000N以上を確認)、第二に「水平耐力試験」(側方からの剪断荷重に対する破壊強度測定)、第三に「抜重耐力試験」(垂直+水平の複合荷重に対する破壊強度測定)、第四に「疲労試験」(繰り返し荷重に対する経時的破壊強度低下を評価、地震動・風荷重サイクルを想定)、第五に「動的試験」(衝撃的荷重への耐性、突風・落下物衝撃を想定)、第六に「経時試験」(長期使用時の劣化挙動を評価)などである。これらの試験により、ビス本体の機械的強度・座金との一体性・下地材料との保持力・経時的安定性が総合的に評価される。試験方法は、JIS B 1051(炭素鋼及び合金鋼ねじ部品の機械的性質)、JIS Z 2241(金属材料引張試験方法)、JIS A 1414(防水工事用部材の耐久性試験)などの関連JIS規格に準拠し、専用試験機(万能試験機・引張試験機・疲労試験機)で実施される。試験結果は、田島ルーフィングの公表設計値の根拠データとなり、設計者・施工者は当該設計値に安全率を考慮した上で工事仕様を決定する。第三者試験機関による検証データは、(一財)建材試験センター・(一社)日本建築総合試験所などにより評価され、業界標準としての信頼性が確保される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における屋上防水改修工事では、機械固定式塩ビシート防水工法の選択時、ウルトラビスの耐力試験データに基づく適切な工法設計が長期耐久性を左右する。明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、メーカー認定施工店として、耐力試験データに基づく適切な設計提案・施工管理を実現している。JCSAでも防水技術セミナーを定期開催し、加盟会社の技術力向上を支援している。

