用語集

ウレタンX-1工法

読み方
うれたんえっくすいちこうほう

ウレタンX-1工法(X-1絶縁工法、通気緩衝工法)とは、ウレタン塗膜防水工事における代表的な絶縁工法で、下地と防水層の間に通気緩衝シート(クッションシート)を敷設し、シートを脱気筒で大気開放することで、下地内部の水分・湿気を逃がして塗膜の膨れを防止する、現代のウレタン塗膜防水の主流工法概念である。本工法の特徴として、第一に「下地と防水層の絶縁により下地クラックの動きに追従」、第二に「下地内部の水分を脱気筒から排出(膨れ防止)」、第三に「既存防水層を撤去せずに上から重ね施工可能(かぶせ改修)」、第四に「マンション屋上・ベランダ・庇など多用途対応」、第五に「JIS A 6021(建築用塗膜防水材)規格適合製品の使用」などが挙げられる。標準的な施工仕様は、第一に「下地調整(清掃・補修・モルタル塗り)」、第二に「プライマー塗布」、第三に「通気緩衝シート敷設(メッシュ・ジョイント部の処理)」、第四に「立上り部のメッシュ・補強布設置」、第五に「脱気筒設置(一定間隔、25〜50㎡に1個程度)」、第六に「ウレタン塗膜防水材塗布(1〜2層、規定膜厚2〜3mm)」、第七に「トップコート塗布(紫外線保護・意匠性)」と進行する。脱気筒は、下地内部の湿気・水蒸気を大気開放するための必須部材で、SUS製・PVC製・アルミ製などがあり、防水層の長期耐久性確保の鍵となる。代表的なウレタン塗膜防水材メーカーは、田島ルーフィング(TI-PMA)、AGCポリマー建材(サラセーヌ)、東日本塗料、保土ヶ谷ケミカル、大関化学工業、ダイフレックス(DSPAウレタン)などで、各社独自の高性能配合を競っている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における屋上防水改修・ベランダ防水改修の標準工法として広く採用され、特に既存ウレタン防水・既存アスファルト防水の上からのかぶせ改修で多用される。明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、ウレタンX-1工法の認定施工資格を有し、ロープアクセス工法と組み合わせた効率的施工提案を行っている。JCSAでも防水技術セミナーを定期開催している。

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