用語集

ウレタンX-2工法

読み方
うれたんえっくすにこうほう

ウレタンX-2工法(X-2密着工法)とは、ウレタン塗膜防水工事における標準的な密着工法で、下地表面に直接ウレタン塗膜防水材を塗布する直接密着方式の防水工法を指し、X-1絶縁工法と並ぶ、現代のウレタン塗膜防水の標準工法概念である。本工法の特徴として、第一に「下地状態が良好な新築工事や、状態の良い既存防水の上での重ね塗りに適用」、第二に「絶縁工法より工程・コストが低減」、第三に「下地に密着するためシャープな仕上り」、第四に「複雑形状・狭隘部への施工性が良好」、第五に「JIS A 6021規格適合製品の使用」などが挙げられる。標準的な施工仕様は、第一に「下地調整(清掃・補修・乾燥確認)」、第二に「プライマー塗布」、第三に「立上り部・ドレン周りの補強層形成(メッシュ・補強布)」、第四に「ウレタン塗膜防水材1層目塗布」、第五に「ウレタン塗膜防水材2層目塗布(規定膜厚2〜3mm確保)」、第六に「トップコート塗布(紫外線保護・意匠性)」と進行する。施工管理上の重要ポイントは、第一に「下地含水率の管理(一般に8%以下が目安)」、第二に「下地の脆弱部・粉化部の確実な除去」、第三に「プライマーの選定(下地別)」、第四に「ウレタン塗膜の規定膜厚確保(膜厚計による現場測定)」、第五に「層間接着の確保(適切な硬化時間管理)」、第六に「トップコートの周期的更新(5〜10年ごと)」などである。X-1工法とX-2工法の使い分けは、下地の状態・含水率・既存防水層の有無・コスト・耐用年数目標により決定され、設計者・施工者の技術判断が重要となる。一般に新築・下地良好な場合はX-2密着工法、既存防水層がある場合・含水率が高い場合・耐久性最優先の場合はX-1絶縁工法が選択される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における新築バルコニー防水・庇防水・ベランダ防水で主流工法として採用されるほか、既存防水状態が良好な場合の重ね塗り改修でも活用される。明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、X-2密着工法の認定施工資格を有し、調査診断結果に基づくX-1とX-2の最適選定を提案している。JCSAでも防水技術セミナーを定期開催している。

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