用語集

ウレタン注入工法

読み方
うれたんちゅうにゅうこうほう

ウレタン注入工法(Urethane Injection Method、漏水補修用)とは、発泡ウレタン樹脂(親水性ウレタン樹脂、疎水性ウレタン樹脂など)をクラック・打継目・コールドジョイントなどの漏水経路に高圧注入し、発泡・硬化により止水機能を発揮させる現代の地下構造物・コンクリート構造物の止水補修工法概念である。本工法の特徴として、第一に「水を含むクラック・湧水箇所への施工適性(水と反応して急速発泡・硬化)」、第二に「微細クラック(0.05mm以下)から大きな空隙まで広範な対応」、第三に「発泡時の体積膨張(10〜30倍)による止水効果」、第四に「親水性ウレタンと疎水性ウレタンの使い分け」、第五に「地下室・トンネル・地下駐車場・地下倉庫・コンクリート水槽の止水改修」などが挙げられる。施工方法は、第一に「漏水箇所の特定(漏水経路・水量・水圧の確認)」、第二に「注入孔(直径10〜20mm)の削孔(クラックを横断する位置に深さ50〜100mmで複数孔)」、第三に「注入プラグ(ボールバルブ付き)の装着」、第四に「専用注入機(油圧式・空圧式高圧ポンプ)による注入」、第五に「発泡・硬化の確認」、第六に「注入プラグ撤去・モルタル補修」、第七に「漏水収束の確認」と多段階で進行する。ウレタン注入材の種類として、第一に「親水性ウレタン(水と反応して発泡、湧水箇所に最適)」、第二に「疎水性ウレタン(高強度・低発泡、構造補強兼用)」、第三に「アクリル系・エポキシ系(用途に応じて使い分け)」などがある。代表的な注入材メーカーは、ショーボンド建設、株式会社小野田ケミコ、コンクリート保全用建材、宇部三菱セメント、住友大阪セメント、ダイフレックス、富士工材などで、各社独自の処方を競っている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における地下駐車場・機械室・地下倉庫・受水槽周辺の漏水補修に活用される主要工法で、明誠フランチャイズの止水工事・防水工事専門会社が対応する。地下漏水は雨水浸入・地下水侵入・配管漏水など原因が複雑で、適切な調査診断と工法選定が長期止水効果を左右する。JCSAでも止水・防水技術セミナーを定期開催している。

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