用語集
ウレタン塗膜防水JIS
ウレタン塗膜防水JIS(JIS A 6021)とは、日本工業規格(現:日本産業規格、Japanese Industrial Standards)における「建築用塗膜防水材」の規格を指し、ウレタンゴム系塗膜防水材を含む各種塗膜防水材の品質・性能・試験方法を規定する、現代の塗膜防水製品の品質保証の根幹となる業界標準規格概念である。JIS A 6021は、塗膜防水材を主成分系統別に区分し、第一に「ウレタンゴム系(U類)」、第二に「アクリルゴム系(A類)」、第三に「ゴムアスファルト系(B類)」、第四に「PVC系などの新たな分類」などに分けている。ウレタンゴム系については、性能区分として「高伸長形」「高強度形」など複数のグレードを設定し、第一に「引張強度(破断強さ)」、第二に「引張伸び率(破断時の伸び)」、第三に「引裂強度」、第4に「加熱伸縮性」、第五に「加熱劣化性能」、第六に「アルカリ劣化性能」、第七に「臭素水劣化性能」、第八に「促進耐候性能」などの基準値が規定されている。具体的な数値基準として、高伸長形ウレタンゴムは破断強度2.3MPa以上、伸び率450%以上、高強度形は破断強度10MPa以上、伸び率100%以上などが目安となる。製品の品質適合は、第三者試験機関(一財)建材試験センター・(一財)日本建築総合試験所などによる試験データに基づきメーカーが「JIS A 6021適合品」として表示し、設計図書・建築仕様書でも「JIS A 6021適合品の使用」が標準的に明記される。建築学会の「JASS 8防水工事標準仕様書」も、本JIS規格を参照する形で防水工事の標準仕様を体系化しており、設計者・施工者にとっての基本基準となる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における防水材料選定では、JIS A 6021適合品の使用が品質確保の基本条件で、明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、JIS適合品を標準採用し、メーカー保証・施工保証の組み合わせにより、長期品質保証付きの防水改修を実現している。JCSAでも防水技術関連のセミナーで、JIS規格に基づく品質確保の重要性を解説している。

