用語集

ウレタンフォーム

読み方
ウレタンフォーム

ウレタンフォーム(Polyurethane Foam、PUF、PU foam)とは、ポリウレタン樹脂を発泡剤で発泡させて、無数の気泡(セル)を持つ多孔質構造を形成する高性能断熱材を指し、優れた断熱性能・接着性能・遮音性能・軽量性を兼ね備える、現代の建築・冷蔵冷凍・自動車・家具・寝具など多様な分野で広く採用される標準的な断熱材製品概念である。ウレタンフォームの分類として、第一に「硬質ウレタンフォーム(PUF、Rigid Polyurethane Foam)」(高密度・高断熱性能、建築断熱・冷蔵庫断熱・冷凍庫断熱)、第二に「軟質ウレタンフォーム(FPUF、Flexible Polyurethane Foam)」(低密度・柔軟性、ソファー・椅子・寝具・自動車シート)、第三に「半硬質ウレタンフォーム」(中間特性、ヘルメット・パッキング材)に大別される。建築用途では主に硬質ウレタンフォームが用いられ、形態として、第一に「現場吹付発泡(スプレー式、A液とB液を専用機で混合し対象表面に吹付)」、第二に「成型ボード(パネル・ボード状の工場成型品)」、第三に「現場注入発泡(壁内・天井内への充填)」がある。熱伝導率は0.022〜0.028W/m·Kと、断熱材のなかでも最高ランクの性能を誇り、薄い厚みで高い断熱効果を実現できる。建築の省エネ法・住宅性能評価制度・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)・ZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル)の普及により、ウレタンフォームの採用は急拡大している。代表的なメーカーは、株式会社カネカ(カネライト)、旭ファイバーグラス(アクアフォーム、製造はアキレス)、フォームライトSL(FORMLITE)、株式会社硬質ウレタン、株式会社ジャパン断熱、住友化学(住友フォーム)、ダイフレックス、富士川建材工業など。一方、ウレタンフォームの課題として、第一に「燃焼時の有毒ガス発生(不燃化処理が必要)」、第二に「紫外線・温度劣化対策」、第三に「フロン系発泡剤の環境影響(ノンフロン化進行中)」、第四に「リサイクル性の確保」などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外断熱改修・内断熱補強・吹付断熱施工で広く採用され、ZEB・ZEH化リノベーション提案の核となる素材である。明誠フランチャイズの断熱工事専門会社では、各種ウレタンフォーム製品の認定施工資格を有し、適切な仕様提案を実現している。JCSAでも断熱・省エネ技術セミナーを定期開催している。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!