用語集

ウレタン防水材1液タイプ

読み方
うれたんぼうすいざいいちえきたいぷ

ウレタン防水材1液タイプ(1-Component Urethane Waterproofing Material)とは、主剤と硬化剤の混合不要で、容器から取り出してそのまま塗布できる1液型のウレタン塗膜防水材を指し、施工性に優れた、現代のDIY・小規模工事・補修工事向けの便利な防水材製品概念である。1液型ウレタン防水材は、空気中の水分(湿気)を利用して硬化反応が進行する「湿気硬化型」の化学反応機構を持ち、塗布後の養生時間中に空気中の水分子と化学反応してウレア結合・ウレタン結合を形成し、強靭な防水塗膜を形成する。本製品の特徴として、第一に「混合不要・即時使用可能(施工性が極めて高い)」、第二に「少量施工対応(小規模補修・タッチアップに最適)」、第三に「保存安定性(未開封で1年程度保管可能)」、第四に「DIY対応(一般消費者でも使用可能)」、第五に「カートリッジ・ボトル・缶など多様な容器形態」、第六に「JIS A 6021または個別基準対応」などが挙げられる。一方、デメリットとして、第一に「硬化速度が湿度に依存(低湿度では硬化遅延)」、第二に「厚塗りで内部硬化が遅い(一度に塗れる厚みに制限、目安1mm/層)」、第三に「2液型と比較して物性が劣る(耐久性・伸び率・引張強度)」、第四に「単価が高い」、第五に「大面積施工に不向き」などが挙げられる。代表的な1液型ウレタン防水材は、田島ルーフィング「マイティ-ワン」、AGCポリマー建材「サラセーヌワン」、東日本塗料「タフシール」、シーカ・ジャパン「シーカフレックス」、ボンド(コニシ)「サイディングシール」など。主な用途は、第一に「ベランダ・バルコニーの小規模補修」、第二に「ドレン廻り・配管廻りの部分補修」、第三に「ヘアクラックの埋め込み補修」、第四に「DIY防水工事(戸建住宅のセルフメンテナンス)」、第五に「タッチアップ補修(既存防水の部分修復)」などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における主な防水工事では2液型が標準採用されるが、調査診断時の応急処置・小規模補修・既存防水の部分補修などで1液型が活躍する。明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、用途に応じた1液型・2液型の使い分けにより、効率的な施工管理を実現している。JCSAでも防水技術セミナーを継続開催している。

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