用語集

エアレススプレー

読み方
えあれすすぷれー

エアレススプレー(Airless Spray、Airless Atomization)とは、塗料を高圧ポンプで圧縮し、空気を使わずに専用ノズルから噴霧する塗装機械を指し、エア(空気)の使用なしに、塗料そのものの高圧力で霧化させる、現代の塗装工事における代表的な吹付塗装機械概念である。本機械の特徴として、第一に「塗料消費効率が高い(オーバースプレー削減、塗料ロス20〜30%削減)」、第二に「高粘度塗料の吹付対応」、第三に「厚膜塗装可能(一度に200〜500μm塗布可能)」、第四に「広面積効率施工(毎時20〜80㎡)」、第五に「コンプレッサー不要(電動・エンジン式)」、第六に「室内塗装での空気汚染少」、第七に「短工期・高生産性」などが挙げられる。エアレススプレー機の主要構成は、第一に「高圧ポンプ(油圧式・電動式・空気駆動式、吐出圧80〜250bar)」、第二に「塗料ホース(耐圧高圧ホース、長さ最大50m)」、第三に「スプレーガン(手元操作、引金式)」、第四に「ノズル(タングステンカーバイド製、孔径0.013〜0.030インチ)」、第五に「フィルター(塗料異物除去)」、第六に「アタッチメント・補助具」などから構成される。エアスプレー(空気混合霧化)との比較で、エアレススプレーは、第一に「塗料消費効率が高い(無駄が少ない)」、第二に「厚膜塗装に有利」、第三に「広範囲の高速塗装に適する」、第四に「ノズル形状が単純(清掃容易)」、第五に「重量が軽い・取り回しが容易」などのメリットがあるが、第一に「微細な仕上り意匠は劣る」、第二に「ノズル交換による吹付パターン調整」、第三に「ノズル詰まり対策が必要」、第4に「メンテナンスが複雑」などのデメリットもある。代表的なメーカーは、Graco(米国、業界トップシェア、Magnumシリーズ・Mark V等)、Titan(米国)、Wagner(独)、Anest Iwata(日本、岩田塗装機)、株式会社明治機械製作所、三明油圧(株)など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外壁塗装・防水工事・床塗装・鉄部塗装で広く活用される標準的な吹付機械で、明誠フランチャイズの塗装工事専門会社では、エアレススプレー機の運用ノウハウを蓄積し、ロープアクセス工法と組み合わせた効率的施工を実現している。JCSAでも塗装機器・施工技術関連のセミナーを定期開催している。

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