用語集
HIVP
HIVP(Heat resistance Insulated Vinyl Pipe、耐熱塩化ビニルライニング鋼管)とは、内面に耐熱塩化ビニル樹脂をライニング処理した鋼管を指し、給湯配管(85℃前後の温水配管)に標準的に採用される、現代の住宅・建築物の給湯設備における配管材料概念である。本管材は、JWWA G 116(水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管)に基づく規格製品で、第一に「耐熱性(85〜90℃の温水に長期使用可能)」、第二に「内面塩ビライニングによる耐食性(金属腐食を防止)」、第三に「外面亜鉛めっき・防食塗装(外部腐食対策)」、第四に「強度(鋼管の高い機械的強度を活用)」、第五に「JIS規格適合の信頼性」などの特徴を持つ。給湯配管材料の比較として、第一に「HIVP(耐熱塩ビ鋼管)」(高耐久・高強度、ホテル・マンションで多用)、第二に「銅管(高耐久・高熱伝導、伝統的、コスト高)」、第三に「架橋ポリエチレン管(ヘッダー方式の住宅用、施工性良)」、第四に「ポリブテン管(住宅用、可とう性良)」、第5に「ステンレス鋼管(最高級、極めて高耐久)」、第六に「フレキ管(特殊用途)」などがある。HIVPの主な用途は、第一に「マンション・分譲住宅の給湯メイン配管」、第二に「ホテル・サービスアパートメントの給湯配管」、第三に「業務用厨房・スパの給湯配管」、第四に「公共浴場・温浴施設の給湯配管」、第五に「事務所ビル・商業施設の給湯配管」などである。代表的なメーカーは、JFEスチール、新日鉄住金(現日本製鉄)、株式会社クボタ、株式会社栗本鐵工所、東洋ベンディング工業、株式会社三栄水栓、株式会社丸一鋼管などである。施工上の特徴として、第一に「ねじ接合(標準的)」、第二に「フランジ接合(大口径)」、第三に「メカニカル継手」、第四に「専用シール材・ペースト」などがあり、専門配管工の技能が必要である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における給湯設備更新工事では、HIVPは標準的な配管材料として広く採用される。築20〜30年経過したマンションでは給湯配管の腐食・漏水リスクが高まり、計画的な配管更新工事が必要となる。明誠フランチャイズの給排水・設備工事専門会社が対応し、JCSAでも給排水・設備関連のセミナーを定期開催している。

