用語集

HFO

読み方
えいちえふおー

HFO(Hydrofluoroolefin、ハイドロフルオロオレフィン)とは、フッ素と炭素を含む不飽和炭化水素(オレフィン)の総称で、R1234yf・R1234ze・R1233zd等を代表とする次世代低GWP冷媒の総称を指し、地球温暖化係数(GWP、Global Warming Potential)が極めて低く(GWP値約1〜10)、現代の脱炭素社会対応の中核冷媒として近年急速に採用が拡大している環境配慮型冷媒概念である。HFO冷媒の特徴として、第一に「GWP値が極めて低い(CO2=1に対し、R1234yfはGWP4、R1234zeはGWP6)」、第二に「ODP(オゾン層破壊係数)がゼロ」、第三に「在来のHFC冷媒(R410A:GWP約2,000、R134a:GWP約1,400)と比較して環境負荷が1/1000以下」、第四に「大気中での寿命が極めて短い(数日〜数十日)」、第5に「比較的低毒性」、第六に「不燃〜微燃性」、第七に「機械的・化学的安定性が高い」などが挙げられる。HFO冷媒の主な採用分野は、第一に「自動車エアコン(2017年欧州、2021年米国・日本でR134aから順次転換)」、第二に「業務用エアコン・家庭用エアコン(R32〜HFOブレンドへ)」、第三に「冷凍冷蔵設備(スーパーマーケット冷凍ショーケース)」、第四に「ヒートポンプ・温水機器」、第5に「断熱フォーム発泡剤(建築断熱用)」、第六に「ドライクリーニング機械」、第七に「医療用機械」などである。日本における冷媒規制は、第一に「モントリオール議定書(オゾン層保護)」、第二に「キガリ改正(HFC削減義務、2024年〜段階的削減)」、第三に「フロン排出抑制法(2015年施行、再充填・回収義務)」、第四に「省エネ法・温対法」などにより、HFC→HFOへの転換が政策的にも進められている。建築・建設業界への影響は、第一に「業務用空調・家庭用空調の選定で新冷媒対応機種の標準化」、第二に「冷媒漏洩対策・回収業務の徹底」、第三に「冷媒充填量削減(密閉型・冷媒貯蔵削減)」、第四に「次世代冷媒対応の設計・施工」などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における空調機器更新時、HFO・低GWP冷媒対応機器への転換が標準提案項目で、明誠フランチャイズの空調・設備工事専門会社が対応する。JCSAでも空調・脱炭素関連のセミナーを定期開催し、加盟会社の最新トレンド対応を支援している。

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