用語集
HT管
読み方
えいちてぃーかん
HT管(えいちてぃーかん)とは、Heat-resistant Tube(耐熱管)の略で、給湯配管・床暖房配管・空調冷媒配管などの高温流体を通すための耐熱性能を備えた配管材料を指し、現代建築物の住宅設備配管として広範に用いられる基本的な配管部材概念である。HT管は塩化ビニル樹脂(PVC)に耐熱化処理を施したPVC-HT管、あるいは架橋ポリエチレン(PEX)系のHT管、ポリブテン管などの種類があり、JIS K 6776(耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管)などの規格に基づき製造される。常時90℃程度の高温流体に耐え、一般的な硬質塩ビ管(VP管・VU管)が耐えられない給湯配管にも対応できる。継手はHT継手と呼ばれる専用継手を用い、TS接合(接着剤接合)、ねじ接合、メカニカル接合などの方式で施工される。代表メーカーはクボタケミックス、積水化学工業、三菱ケミカルインフラテック、前澤化成工業など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、給湯給水配管の劣化に伴う更新工事でHT管・架橋ポリエチレン管への置換が標準的対応となっており、特に築30年超の物件では銅管・鋼管からの全面更新が大規模修繕の主要工事項目となる。明誠フランチャイズの設備配管工事専門会社では、共用部・専有部の配管更新を一括対応し、足場仮設なしでパイプスペース内作業を効率化する施工技術にも対応している。JCSAでも設備配管関連の技術セミナーを開催し、加盟会社の技術力向上を支援している。

