用語集
AM送信塔
読み方
えーえむそうしんとう
AM送信塔(えーえむそうしんとう)とは、AM(Amplitude Modulation、振幅変調)方式のラジオ放送(中波放送、526.5〜1606.5kHz)の電波を送信するための高さ100〜250m級の鉄塔構造物を指し、放送局の送信設備として全国に複数設置されている特殊な高層工作物概念である。代表的なAM送信塔は、NHKラジオ第1・第2、文化放送、ニッポン放送、TBSラジオ、毎日放送、朝日放送ラジオ、CBCラジオなどの放送局が運営し、関東広域圏では川口送信所(NHK)、菖蒲送信所(文化放送)、木更津送信所(ニッポン放送)、戸田送信所(TBS)などが代表的。AM送信塔の構造は、鉄骨製の自立式・支線式の高層鉄塔で、塔自体がアンテナとして機能する「アンテナ塔」が主流。塔の頂部・側面には航空障害灯・避雷設備が設置される。近年は、AM放送のFM補完中継局(FM補完局)への移行・段階的AM廃止が業界トレンドとなっており、2028年までに大手AM局がFM補完への完全移行を表明するなど、AM送信塔の維持・撤去・転用が建設業界の課題となっている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との直接的関連は少ないが、高層工作物の維持管理・解体・更新は専門的技術領域で、明誠フランチャイズの構造補強・特殊工事専門会社が一部関連工事に対応。ロープアクセス工法は鉄塔の点検・補修にも適しており、足場仮設なしでの効率的な作業が可能。JCSAでも構造工事関連セミナーを開催している。

