用語集
AD材
読み方
えーでぃーざい
AD材(えーでぃーざい)とは、Air Dryの略で、自然乾燥材を指し、製材した木材を屋外または半屋外で野ざらしに置き、時間をかけて自然乾燥させた木材を意味する。AD材の対義語はKD材(Kiln Dry、人工乾燥材)で、AD材は伝統的な日本の木造建築で長年活用されてきた木材乾燥方式である。AD材の特徴は、第一に「乾燥に長期間(数ヶ月〜数年)かかる」、第二に「乾燥コストが低い(エネルギー使用最小)」、第三に「含水率管理が緩やか(KD材より高め、15〜25%程度)」、第四に「内部応力が小さく狂いが少ない(ゆっくり乾燥するため)」、第五に「木の風合い・色合いが保たれやすい」などの利点がある。一方、欠点として、第一に「含水率のばらつきが大きい」、第二に「目標含水率まで下がらない場合がある」、第三に「保管スペース・保管期間が必要」、第四に「カビ・虫害のリスク」などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との直接的関連は限定的だが、和風建築・伝統建築・木造物件の修繕では、AD材・KD材の選定が施工品質を左右する重要要素となる。明誠フランチャイズの建材調達ネットワークでは、各種木材の選定・調達支援も可能で、多様な物件特性に応じた最適提案を行う。JCSAでも建材・木材関連のセミナーを開催し、加盟会社の建材知識向上を支援している。

