用語集
ABS樹脂
読み方
えーびーえすじゅし
ABS樹脂(えーびーえすじゅし)とは、Acrylonitrile Butadiene Styreneの略で、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンの3種類のモノマーを共重合させた熱可塑性合成樹脂を指し、現代の合成樹脂材料における代表的なエンジニアリングプラスチックのひとつである。ABS樹脂は1948年に米国で実用化され、3成分の比率を変えることで物性を調整できる柔軟性が特徴で、第一に「優れた耐衝撃性(ブタジエンによる強靭性)」、第二に「優れた剛性・硬度(アクリロニトリルによる剛性)」、第三に「光沢のある美麗な外観(スチレンによる意匠性)」、第四に「容易な加工性(射出成形・押出成形・真空成形等)」、第五に「電気特性(絶縁性能)」などの特性を併せ持つ。用途は極めて広範で、家電製品(テレビ・冷蔵庫・洗濯機の筐体)、自動車部品(内装パネル・グリル)、おもちゃ(レゴブロックの素材)、家具(小口テープ・装飾部材)、建材(小口テープ・装飾モール)、文具・OA機器など多岐にわたる。代表メーカーは旭化成、テクノUMG、デンカ、トーセロ、INEOS Styrolutionなど。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における直接使用は限定的だが、家具小口テープ・装飾部材・配管継手などで広く使用される。明誠フランチャイズの建材調達ネットワークでは多様な合成樹脂建材の選定・調達支援も可能。JCSAでも建材関連セミナーを開催している。

