用語集

エスカレーター

読み方
えすかれーたー

エスカレーターとは、複数の階を結ぶ動力式の階段状昇降設備で、連続的に循環する踏段(ステップ)に乗ることで利用者が立ったまま自動的に上下階に移動できる建築設備を指す。1859年にアメリカのネイサン・エイムスが初めて特許を取得し、1900年のパリ万博でオーチス・エレベーター社が「Escalator(登る人)」の商標で展示・実用化したのが現代エスカレーターの起源である。建築基準法・労働安全衛生法・JIS A 4301(エスカレーター規格)・JIS A 4302(エスカレーターの検査方法)などの関連規定に基づき設計・施工・保守が行われる。基本構造は、駆動装置・減速機・モーター・チェーン・スプロケット・踏段(ステップ)・移動手すり(ハンドレール)・スカートガード・コームプレート・トラス(鋼製骨組)・電動機制御盤・非常停止装置・乗り場安全装置などから構成される。傾斜角度は通常30度(一部35度・27.3度)、定格速度は30m/分(毎秒0.5m)・40m/分(毎秒0.67m)が標準で、踏段幅は600mm(個人用)と1000mm(一般用)の2種類が主流である。設置場所は商業施設・百貨店・駅・空港・ホテルロビー・オフィスビル・地下街・空港ターミナル・公共施設など、多くの人が短時間で移動する施設に集中している。主要メーカーは三菱電機、日立製作所、東芝エレベーター、フジテック、オーチス・エレベータ・ジャパン、シンドラーエレベータなどで、保守・メンテナンスは年4回(3カ月ごと)の定期検査が法令で義務付けられている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、エスカレーター本体の更新工事(リニューアル工事)、外装パネル・ハンドレール・床材の更新、駆動装置・制御盤の更新などが対象となり、明誠グループは電気・機械設備専門のフランチャイズ加盟店と連携して、建物オーナー・管理組合の修繕予算とライフサイクルコストを最適化する提案を行う体制を整えている。

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