用語集
エスコ ST
エスコ ST(エスコ・エスティー)とは、ESCO事業を提供する専門会社の中でも、特定の事業形態・特定の社名・特定の製品名を持つESCO関連の会社・ブランドを指す業界用語である。「ST」は「Standard」「Service Type」「Special Type」などの略を意味することが多く、ESCO事業の標準形態または特殊形態の名称として使われる。一般的なESCO事業の形態には、(1)シェアード・セービングス契約(Shared Savings Contract):ESCO事業者が改修費用を全額負担し、省エネ効果による光熱費削減分を建物オーナーとESCO事業者で分配する形態、(2)ギャランティード・セービングス契約(Guaranteed Savings Contract):建物オーナーが改修費用を負担するが、ESCO事業者が省エネ効果を保証する形態、(3)ブートストラップ契約(Bootstrap Contract):建物オーナーとESCO事業者が共同出資する形態、などがあり、建物オーナーの資金力・リスク許容度・改修内容・契約期間などに応じて最適な形態が選択される。ESCO事業の契約期間は通常5〜15年程度で、その間にESCO事業者が省エネ効果のモニタリング・保証・運用支援を提供する。日本のESCO市場は、官公庁・自治体・大企業を中心に拡大しており、近年は分譲マンション・賃貸マンション・ホテル・商業施設などの民間建物への展開も進んでいる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、外壁・屋上・防水・塗装などの建築修繕とともに、空調・照明・給湯などの設備の省エネ更新を一体的に実施することで、初期投資効率を最大化し、長期的なライフサイクルコスト(LCC)を最適化できる。明誠グループはESCO事業者と連携した総合的な大規模修繕提案を行い、建物オーナー・管理組合に対して建物価値向上と運用コスト削減を両立する高付加価値サービスを提供している。

