用語集

S10T

読み方
えすじゅってぃー

S10Tとは、建築構造分野における高力ボルトの規格の一つで、JIS B 1186「摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット」または日本鋼構造協会規格に基づく高張力ボルトを指す。「S」はSet(セット)、「10」は引張強さ10kgf/mm²級(実際には1000N/mm²級)、「T」はTorshear(トルクシア型)またはTrial(試験用)を意味する。S10T高力ボルトは、鉄骨構造の柱・梁・ブレース等の接合部で使用される高強度ボルトで、(1)引張強さ1000N/mm²以上の高張力鋼を素材とする、(2)摩擦接合(高い軸力で接合面を圧着し、摩擦力で力を伝達する方式)に使用、(3)軸力管理が容易(トルクシア型はピンテール部が破断するトルクで管理)、(4)鋼構造設計基準・建築基準法施行令に適合、などの特徴を持つ。S10Tボルトの種類には、(A)M16・M20・M22・M24・M27・M30の各サイズ、(B)短軸・中軸・長軸の各長さ、(C)座金の有無、(D)ナット・座金とのセット商品、などがあり、用途・設計に応じて選定する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における鉄骨構造の補修・補強工事では、S10T高力ボルトを含む高張力ボルトの取扱い知識が必須であり、明誠グループは鉄骨専門の協力業者と連携して、適切な部材選定・施工計画を提案する体制を整えている。

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