用語集
Sフロアコールド継ぎ
Sフロアコールド継ぎとは、ロンシール工業株式会社の床用塩ビシート「Sフロアシリーズ」を施工する際に、シート相互の継ぎ目(ジョイント部)を熱風溶着ではなく、専用の冷間接着剤(コールドジョイント剤・コールドジョイントセメント)で接合する工法を指す。「コールド(Cold)」は英語の「冷たい・冷間」を意味し、溶着のための熱を加えずに常温で接合できることから「コールド継ぎ」と呼ばれる。コールド継ぎ工法の特徴は、(1)専用溶着機(ホットエアウェルダー)を必要としない簡便な施工方法、(2)熱風による下地・周辺への熱影響がないため低温時施工・狭隘空間施工に有利、(3)施工コストが熱風溶着より低廉、(4)小規模工事・部分補修工事に最適、(5)一定の継ぎ目強度と防水性が確保できる、といった点にある。一方、欠点としては、(A)接合強度が熱風溶着より低い、(B)長期耐久性が熱風溶着より短い、(C)化学溶剤臭がするため施工中の換気が必要、(D)完全な防水性は熱風溶着に劣るため水回り・衛生重視部位には不向き、といった制約もある。コールド継ぎ工法の主な適用先は、(i)住宅・小規模オフィスの床、(ii)部分補修工事、(iii)熱風溶着が難しい狭隘空間・段差部、(iv)低予算工事、などである。一方、医療施設・介護施設・食品工場・厨房・実験室・クリーンルーム・公衆トイレ・浴室など、衛生性・防水性・耐薬品性が特に重要な空間ではSフロアウェルダー(熱風溶着)工法が選定される。明誠の大規模修繕案件においては、現場条件・予算・用途に応じてコールド継ぎ工法とウェルダー工法を使い分けることで、コスト・品質・耐久性の最適バランスを実現した提案を行っている。フランチャイズ加盟の内装専門会社が現場経験を活かして最適な工法選定・施工管理を行っている。

