用語集

Sフロアシーム溶接

読み方
えすふろあしーむようせつ

Sフロアシーム溶接とは、ロンシール工業株式会社の床用塩ビシート「Sフロアシリーズ」を施工する際に、シート相互の継ぎ目(シーム:seam)を専用溶着機(ホットエアウェルダー)と専用溶着棒で熱風溶着して一体化する施工工程を指す。「シーム(Seam)」は英語の「縫い目・継ぎ目」を意味し、シート同士の接合線を縫い合わせるように溶融一体化することからこの名がついた。Sフロアシーム溶接の標準工程は、(1)シート貼り付け後、継ぎ目部分を専用のシーム溝切り工具(手動または電動)でU字状またはV字状にカット(一般に幅3〜4mm、深さ2〜3mm)、(2)専用溶着棒(同色・同材質の塩ビロッド、直径4mm)をホットエアウェルダーで400〜600℃に加熱しながらU字溝に押し込み、シートと溶着棒を溶融一体化、(3)冷却後(5〜10分)に余剰部分を平刃工具(クレッセントナイフ・スカイビングナイフ)で削り落として平滑仕上、という流れである。仕上がりの良否は職人の熟練度に大きく依存し、(A)溶着棒の押し込み速度・温度の適切性、(B)削り工程の力加減・刃の角度、(C)施工環境の温湿度管理、(D)下地接着の確実性、などが品質確保のポイントとなる。シーム溶接の最大の利点は、継ぎ目の隙間がゼロとなり水・汚れ・細菌・薬品の侵入を完全遮断し、防水性・衛生性・耐薬品性・長期耐久性を最大化できる点である。主な適用先は、医療施設・介護施設・食品工場・厨房・実験室・クリーンルーム・公衆トイレ・浴室・プール周辺・乗物の床など、衛生性・防水性が極めて重要な空間である。明誠の大規模修繕案件においては、医療・介護施設併設マンション、複合用途ビルの飲食店区画、ホテルの厨房・大浴場周辺などの床更新でシーム溶接工法が採用され、フランチャイズ加盟の内装専門会社が熟練職人による高品質施工を提供している。

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