用語集

N釘

読み方
えぬくぎ

N釘(エヌくぎ)とは、JIS A 5508に規定される木造建築用釘の一種で、軸部に環状またはらせん状の溝が刻まれた「丸釘(旧来の鉄丸釘CN釘の派生形)」のうち、軸径2.45mm〜4.50mm、長さ19mm〜90mm程度の建築用釘を指す。特に木造軸組工法・枠組壁工法(2×4工法)の構造接合に用いられ、N50(長さ50mm)、N65、N75、N90が主要寸法として流通している。JIS規格では引抜耐力・せん断耐力が定められ、構造計算上の許容耐力に算入できる。建築基準法施行令第47条および告示第1100号で、N釘を含む各種釘の使用方法・本数・配置が定められており、住宅性能表示制度の耐震等級評価にも反映される。原材料は炭素鋼(SS400相当)または硬鋼線で、表面処理は無処理、亜鉛メッキ、塗装などがある。明誠が手掛けるマンション・ビル・ホテルの大規模修繕では、RC造・S造・SRC造が中心となるためN釘の直接使用は少ないが、木造和室の畳寄せ、壁面下地、造作家具補修などで用いられる場面はある。また、戸建住宅や木造ホテル・木造旅館の大規模改修ではN釘が中心的な接合金物となる。ロープアクセス工法での木造補修はあまり一般的でないが、木造寺社建築の屋根補修やバルコニー手すりの木部補修などで活用されることがある。JCSAでは木造改修専門業者の加盟も進められている。N釘の品質管理では、JIS A 5508に基づく寸法・形状・引抜耐力・せん断耐力の試験が標準的に実施され、ロット毎の品質証明書が確保される。建築基準法に基づく構造計算では、N釘の本数・配置・接合部位置が許容耐力の根拠となるため、設計段階での適切な仕様策定が建物の耐震性能を左右する。明誠の主軸である中高層RC造・SRC造マンション・ビルではN釘の直接使用は少ないが、戸建住宅・木造ホテル・木造旅館・古民家リノベーション物件の改修では中心的な接合金物となる。近年、地方の木造旅館・町宿をインバウンド向けラグジュアリー宿泊施設に転換するプロジェクトが増加しており、こうした木造改修・耐震補強でN釘の選定・施工が重要な工種となる。フランチャイズ加盟業者の中には木造改修専門業者・大工工事業者も多く、こうした木造分野の改修案件への対応力が広がっている。ロープアクセス工法は木造建築の外壁塗装・屋根補修でも応用可能で、足場架設が困難な複雑形状の木造建築改修にも貢献できる。JCSAでは木造改修分野の専門研修も開催され、加盟業者の事業領域拡大を支援している。明誠の経営戦略として、木造改修分野への展開も重要な多角化要素となっている。今後の業界の動向を踏まえ、明誠は引き続き技術研鑽・人材育成・フランチャイズネットワーク強化を進めていく方針である。収益不動産オーナー・建設業経営者の信頼に応える総合改修パートナーとしての地位確立が、長期的な経営目標となっている。

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