用語集

ηAC値

読み方
いーたえーしーち

ηAC値(いーたえーしーち、η =イータ)とは、建物の冷房期(夏季)における平均日射熱取得率を示す省エネ建築設計指標で、建築物が夏季に外部から取得する日射熱の総量を建物外皮面積で平均化した値である。建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)に基づく省エネ基準で規定される指標で、(1)数値が小さいほど夏季の日射熱取得が少ない(≒冷房負荷が少ない)、(2)数値が大きいほど日射熱取得が大きい(≒冷房負荷が大きい)、と単純解釈される。外皮性能の評価指標としては、(A)UA値(外皮平均熱貫流率、W/㎡・K、暖房期の熱損失指標)、(B)ηAC値(冷房期平均日射熱取得率、夏季の日射熱取得指標)、(C)ηAH値(暖房期平均日射熱取得率、冬季の日射熱取得指標、UA値とセットで活用)、の3つが主要指標で、ZEH(Net Zero Energy House)・ZEB(Net Zero Energy Building)の評価でも重要な役割を果たす。ηAC値の改善方法は、(i)窓の遮熱性能向上(Low-E複層ガラス、遮熱フィルム、遮熱塗装)、(ii)庇・ルーバー・オーニングなどの日射遮蔽部材の設置、(iii)外壁・屋根の遮熱塗装(Low-Sol塗料)、(iv)緑化(屋上緑化・壁面緑化)による日射遮蔽、(v)バルコニー・テラスの形状最適化、などである。建築物省エネ法では、住宅の地域区分(1〜8地域)ごとにηAC値の基準値が定められており、新築・大規模改修時の適合義務化が段階的に拡大している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外装更新では、(イ)窓ガラス交換(既存単板ガラス→Low-E複層ガラス)、(ロ)遮熱塗装、(ハ)日射遮蔽部材の追加、などでηAC値改善+省エネ性能向上が提案される。明誠は省エネ改修も含めた総合的な建物リニューアル提案を実現する。

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