用語集

Ⅰ列型キッチン

読み方
あいれつがたきっちん

Ⅰ列型キッチン(あいれつがたきっちん、I型キッチン、I-shaped Kitchen、ストレートキッチン)とは、シンク・コンロ・調理台などの主要設備を一列に並べた最もシンプルかつスタンダードなキッチンレイアウト形式を指す。日本のマンション・賃貸住宅・狭小住宅・コンパクトな戸建住宅などで圧倒的に多く採用される標準的なキッチン形式で、限られた空間で効率的にキッチン機能を構築する際の基本選択肢となる。一般的な仕様は、(1)幅2,400〜3,000mmの一列キッチン(W255・W270・W300)、(2)シンク(700〜850mm幅)+調理台(750〜1,200mm幅)+コンロ(600〜800mm幅)の3点構成、(3)背面壁付けまたは間仕切り壁付けによる省スペース配置、(4)吊戸棚・スパイスラック・包丁差しなどの収納装備、(5)窓・換気扇・レンジフードの一体配置、などである。Ⅰ列型キッチンの主なメリットは、(A)省スペースで小型住宅にも対応、(B)配管・配線・換気経路がシンプルで施工コストが安い、(C)作業動線が直線的で効率的、(D)導入価格が他レイアウトより低廉、(E)将来的なレイアウト変更・リフォームが比較的容易、(F)部品調達・修理対応が容易、などである。一方、(i)コミュニケーション性に欠ける(壁向きで家族と対話しづらい)、(ii)作業スペースが限定的、(iii)複数人での同時調理が難しい、(iv)開放感・デザイン性で劣る、などのデメリットもある。Ⅰ列型は対面式に改修される需要も大きく、リフォーム市場では「Ⅰ型から対面式・アイランドへの変更」が代表的な間取り変更案件となっている。日本のキッチンメーカー各社(TOTO、LIXIL、クリナップ、タカラスタンダード、パナソニック、ウッドワン、トクラス)は、Ⅰ型を主軸に多彩な意匠・機能のラインナップを揃え、価格帯・性能・収納力・お手入れ性などの観点で多様な選択肢を提供している。マンション大規模修繕工事におけるリフォーム需要としては、築年数の古いマンションのⅠ型キッチンの一新(同形式での更新、もしくは対面式・アイランド型への大改修)が頻繁に発生し、明誠フランチャイズの内装・水道・電気工事会社が連携して対応している。

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