用語集
あと施工アンカー施工士
読み方
あとせこうあんかーせこうし
あと施工アンカー施工士とは、一般社団法人日本建築あと施工アンカー協会(JCAA)が認定する民間資格で、コンクリート躯体への後施工アンカーの正しい選定・施工・品質管理ができる技能者を認定する制度である。資格は第1種(メカニカルアンカー)と第2種(接着系・ケミカルアンカー)に分かれ、それぞれ実技講習・学科講習・試験を受けて合格すれば認定される。さらに上位資格として「あと施工アンカー技術管理士」があり、施工士の技術指導や工事監理を担当する立場として位置付けられる。資格制度の目的は、(1)あと施工アンカーの施工品質を底上げし、墜落・落下・剥落事故を防止する、(2)公共工事・民間工事における品質保証体制を整える、(3)製品メーカーの取扱説明書・基準書を遵守した適正施工を徹底する、ことにある。試験範囲は、コンクリート工学の基礎、各種あと施工アンカーの構造・特性、穿孔・清掃・挿入・締付・養生・引抜試験の各手順、関連法令(建築基準法・労働安全衛生法・JCAA基準)など多岐にわたる。国土交通省の公共建築工事標準仕様書、東京都・大阪府・各自治体の公共建築工事仕様書などで、あと施工アンカー施工士による施工が事実上の要件として規定されており、近年は民間工事でも資格者施工を契約条件とする発注者が増加している。マンション大規模修繕工事における各種補強工事・看板撤去・避雷設備工事などで、明誠ではJCAA認定施工士による品質保証施工を標準とし、施工後の引抜試験記録の提出まで含めた徹底した品質管理を行っている。

