用語集

いちごどろぼう

読み方
いちごどろぼう

いちごどろぼう(イチゴ泥棒、Strawberry Thief)とは、19世紀イギリスの工芸デザイナー、ウィリアム・モリス(William Morris、1834-1896)が1883年にデザインした世界的に有名なテキスタイル・壁紙パターンで、いちごをついばむ鳥のモチーフを生命の循環として描いた装飾文様の名作である。デザインの内容は、(1)庭で熟したいちごを鳥が盗む光景、(2)アカハシガラ(Thrush)と思われる鳥、(3)青系・赤系・緑系の絶妙な配色、(4)対称性と曲線美の幾何学的均衡、(5)自然観察と装飾性の融合、などが特徴で、アーツ・アンド・クラフツ運動(19世紀末イギリス)の代表作の一つとされる。ウィリアム・モリスは、(A)「美しいと思わないもの・有用と信じないもの以外、家に置くべきでない」という名言の提唱者、(B)モリス商会(Morris & Co.)の創業者、(C)テキスタイル・壁紙・家具・書籍デザインなど多分野で活躍、(D)社会主義者・詩人としても活動、(E)20世紀デザイン運動への絶大な影響、などで知られる。「いちごどろぼう」のオリジナルデザインは現在もモリス商会の後継ブランドが製造・販売しており、(i)壁紙、(ii)カーテン・ファブリック、(iii)クッション・ベッドリネン、(iv)食器・雑貨、(v)書籍カバー、などで世界中で愛され続けている。マンション・ホテル・店舗・住宅のインテリアでヴィクトリアン様式・アーツアンドクラフツ風意匠を演出する代表的アイテムとして、現代でも内装意匠に活用される。明誠は外装の大規模修繕と並行した内装意匠リニューアル提案も総合的に行える体制を持つ。

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