用語集

い草

読み方
いぐさ

い草(いぐさ、Igusa、学名:Juncus effusus var. decipiens)とは、イグサ科イグサ属の多年草で、日本独特の畳(たたみ)の表面材「畳表(たたみおもて)」の原料として、日本の伝統的住宅文化を支える重要な天然素材である。い草の主要特徴は、(1)丸い茎(直径2〜3mm、高さ60〜100cm)、(2)湿地・水田で栽培、(3)独特の芳香(い草の香りはリラックス効果あり)、(4)吸湿・放湿性(室内湿度を調節)、(5)保温性・断熱性、(6)クッション性(柔らかい踏み心地)、(7)抗菌性(フィトンチッド成分)、などである。畳の主要構成は、(A)畳表(い草を編んだ表面材、消耗品で5〜10年で表替え)、(B)畳床(藁床、建材床、ボード床、断熱床等の畳の本体)、(C)畳縁(へり、装飾と固定の役割)、で構成される。い草の主要生産地は、(i)熊本県(八代地方が日本最大の産地、国内生産の約95%、八代市はい草の聖地)、(ii)福岡県、(iii)岡山県、(iv)広島県、と西日本に集中する。日本の畳市場は、(A)住宅着工数減少と洋風化(フローリング住宅増加)に伴い縮小傾向、(B)国内生産農家の減少と高齢化、(C)中国産い草・畳表の輸入拡大(国内市場の約70%が中国産、価格差大)、(D)国産い草の高級化(高品質志向の差別化)、(E)和モダン・和テイスト住宅でのこだわり需要、などの現状にある。い草・畳の文化的・健康的価値の再評価として、ストレス低減・睡眠改善効果(い草の香り)、日本人の伝統的住生活、和文化・茶道・華道・座礼などとの関連、バリアフリー(畳の段差なし)、などが見直されている。マンション・ホテル・旅館の大規模修繕工事における和室リニューアル工事で、畳の表替え・新調・部分補修などが提案される。明誠はフランチャイズ加盟の内装工事会社と連携した総合提案を実現する。

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