用語集
アクアプライマー
アクアプライマーとは、建築塗料・防水材分野における水性タイプのプライマー(下塗り材)の総称、もしくは特定メーカーが販売する水性プライマー製品のブランド名を指す建材用語である。エスケー化研、関西ペイント、日本ペイント、ロックペイント、トウペ、田島ルーフィング、ダイフレックスなどの主要塗料・防水材メーカーが、各社の塗料・防水システムの下塗り材として「アクアプライマー」「水性プライマー」「アクアシーラー」などの名称で水性タイプのプライマーを開発・販売している。プライマーは、上塗り塗料・防水材を下地に密着させるための重要な接着促進材で、塗装システム・防水システムの長期耐久性を左右する基幹部材である。水性プライマー(アクアプライマー)の主な特徴は、(1)水希釈型で施工器具を水で洗浄可能(廃溶剤排出ゼロ)、(2)VOC(揮発性有機化合物)排出が極めて少ない、(3)低臭気でテナント・住居者対応に有利、(4)引火性がなく安全、(5)作業員の健康面でも有機溶剤特有の頭痛・吐き気・皮膚刺激を回避、(6)下地への含浸性・接着性に優れる、(7)多彩な下地に対応(コンクリート、モルタル、サイディング、金属、塗装面、防水層など)、などである。具体的な製品例として、(A)エスケー化研「アクアシーラー」「アクアセラミックシーラー」「アクアバインダー」など、(B)関西ペイント「アクアシーラー」「水性ステインプライマー」、(C)日本ペイント「ニッペ・水性シーラー」「水性ファインシーラー」、(D)田島ルーフィング「アクアプライマー」(防水システム用)、(E)ダイフレックス「アクアシーラー」(ウレタン防水用)、などがある。施工時の注意点としては、(i)下地含水率8%以下の確認、(ii)施工時の気温・湿度管理(5℃以上、湿度85%以下)、(iii)所定の塗布量・乾燥時間の遵守、(iv)上塗りとの相溶性確認、(v)下地汚染・油分の事前除去、などが品質確保の要件となる。マンション・ビル大規模修繕工事における外壁塗装・屋上防水・バルコニー床防水・共用廊下塗装などで、水性プライマーは標準的に使用され、明誠フランチャイズの塗装・防水専門会社は環境配慮型施工の提案として水性プライマー仕様を積極的に採用している。

