用語集

アシンメトリー

読み方
あしんめとりー

アシンメトリー(Asymmetry、非対称性)とは、左右・上下・前後などの軸を基準として均等・対称ではない、不揃いで動きのあるデザイン・構成・形態を指すデザイン・建築・芸術用語である。対義語は「シンメトリー(Symmetry、対称性)」で、シンメトリーが安定感・荘厳さ・古典的美しさを表現するのに対し、アシンメトリーは動感・自由・現代性・個性・意外性を表現する。古代から中世にかけて建築は対称性を重視する傾向が強く、ギリシャ・ローマ建築、ルネサンス建築、バロック建築、新古典主義建築などの正面性・軸性・対称性は建築美の基本原則とされてきた。一方、近代建築以降、20世紀の機能主義・モダニズム・ポストモダニズム・脱構築主義などの台頭により、アシンメトリーが現代建築の重要な意匠手法として確立した。代表的な事例として、フランク・ロイド・ライトの「落水荘(カウフマン邸、1939年)」、ル・コルビュジエの「ロンシャンの礼拝堂(1955年)」、フランク・ゲーリーの「グッゲンハイム美術館ビルバオ(1997年)」、ザハ・ハディドの「東京新国立競技場案」「ロンドンアクアティクスセンター(2012年)」、安藤忠雄・坂茂・伊東豊雄・隈研吾などの現代日本建築家の作品など、アシンメトリーの可能性を多様に追求している。マンション・ビル・ホテルの新築・大規模修繕工事においても、画一的なシンメトリーから脱却したアシンメトリーな立面デザイン・エントランス計画・植栽計画・サイン計画が求められるケースが増えており、デザイナーズマンション・ブティックホテル・ライフスタイルホテルなどでは差別化要素として極めて重要となる。明誠は意匠設計者・デザイナーと連携した修繕提案を強みとし、外装の塗装色彩計画・タイル張替計画・サイン計画でアシンメトリーな意匠を活かしたリブランディング提案を行うことで、建物の資産価値向上・収益不動産としての魅力強化に貢献している。

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