用語集

アセテート

読み方
あせてーと

アセテート(Acetate)とは、酢酸(アセチル基)が結合した化合物の総称で、化学的には酢酸エステル・酢酸塩・酢酸セルロースなどを指す多義語である。建材・建築分野では、(1)酢酸セルロース樹脂(合成繊維・フィルム・プラスチック・染料の原料)、(2)酢酸エチル・酢酸ブチル(塗料・接着剤・希釈剤の溶剤)、(3)酢酸ビニル樹脂(接着剤・塗料・繊維仕上げ)、(4)酢酸ナトリウム・酢酸カルシウム(建材添加剤)、などの形で使用される。塗料・接着剤・シーリング材・補修材の溶剤・希釈剤として広く使われており、現場での粘度調整・施工性向上・乾燥時間調整などの目的で活用される。一方、アセテート系溶剤は揮発性有機化合物(VOC)の一種であり、施工時の臭気・作業員の健康影響・大気環境への影響などが課題となるため、近年は水性化・低臭化・低VOC化の流れの中で使用量が減少傾向にある。改正大気汚染防止法・東京都環境確保条例・建築基準法シックハウス対策などの法規制対応の観点からも、溶剤系から水性系への移行が業界全体で進められている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、住居者の在宅工事・テナント営業中工事・医療介護施設・学校・保育園周辺の工事などで、低臭・低VOC・水性の材料選定が重要となっており、明誠ではフランチャイズ加盟の塗装・防水・タイル・接着剤専門会社と連携し、環境配慮型材料の積極採用を進めている。これにより、住居者・テナント・近隣住民への影響を最小化し、施主・管理組合・建物オーナーからの信頼を確立している。

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