用語集
アセトン
読み方
あせとん
アセトン(Acetone、(CH3)2CO)とは、無色透明・甘い特有の臭いを持つ低分子有機化合物で、化学式(CH3)2CO・分子量58.08・沸点56.05℃の揮発性が極めて高い溶剤で、塗料・接着剤・樹脂・コーティング材・洗浄剤・除光液など多様な用途に使用される代表的な工業用溶剤である。建築分野では、(1)塗料・防水材・接着剤・シーリング材の溶剤・希釈剤、(2)施工器具の洗浄剤、(3)プラスチック・樹脂の表面処理、(4)樹脂硬化反応の助剤、(5)油脂・グリース・タール・古塗膜の除去、などの用途で活用される。アセトンは多くの有機化合物・樹脂・油脂を溶解する優れた溶剤性能を持つが、(A)強い揮発性により施工時の臭気・健康影響が懸念、(B)引火性が高く火災・爆発リスクあり(引火点-20℃)、(C)長期高濃度曝露で頭痛・めまい・呼吸器刺激、(D)皮膚・目・粘膜への刺激性、(E)VOC排出による大気環境への影響、などの注意点がある。労働安全衛生法・有機溶剤中毒予防規則により、アセトン取扱い作業は適切な換気・呼吸用保護具・防護手袋・防護メガネの着用、有機溶剤中毒予防規則に基づく作業環境測定・特殊健康診断などが義務付けられている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、住居者・テナント・近隣住民への影響を最小化するため、アセトンなどの有機溶剤の使用量削減・水性製品への切替え・低臭製品の活用が業界全体で進められている。明誠ではフランチャイズ加盟の塗装・防水・接着剤専門会社と連携し、環境配慮・健康配慮型の大規模修繕工事を提供する体制を整えている。

