用語集
アラバスタ
読み方
あらばすた
アラバスタ(Alabaster、雪花石膏、せっかせっこう)とは、石膏(CaSO4・2H2O、硫酸カルシウム二水和物)または方解石(CaCO3、炭酸カルシウム)系の鉱物のうち、白色〜淡色で半透明な美しい石材を指す建築装飾・彫刻用の高級素材である。古代エジプト・古代ローマ時代から彫刻・装飾・葬祭具・神殿建築に使用された歴史ある天然石材で、現在も高級ランプシェード・電灯笠・モニュメント・墓石・彫刻作品・教会内部装飾・高級住宅の意匠材料として愛用されている。アラバスタの主な特徴は、(1)半透明性で光を通すと内部から柔らかく発光する独特の美しさ、(2)モース硬度2〜3の軟質で加工しやすい、(3)研磨で美しい光沢を出せる、(4)白色を基調に薄黄・淡桃・薄緑などの微妙な色合い、(5)天然材料としての温かみと唯一性、などである。主要産地は、(A)スペイン・サラゴサ地方(最大産地、世界供給の70%以上)、(B)イタリア・ヴォルテラ地方(彫刻文化で有名)、(C)エジプト・ルクソール周辺、(D)イラン・イスファハン、(E)米国コロラド州、などである。スペイン産アラバスタは特に高品質で、サグラダ・ファミリア(バルセロナ)の内部装飾、王宮の照明、教会のステンドグラス代用などに広く使用されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるホテルロビー・高級住戸の意匠装飾、教会・宗教施設・記念施設の修繕工事で、アラバスタの修復・新規施工が必要となる場合があり、明誠は石材専門業者・彫刻職人との連携で文化的価値を尊重する高品質施工を実現できる。

