用語集

アルヴァアアルト

読み方
あるゔぁああると

アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto、1898-1976)とは、フィンランドを代表する20世紀最大の建築家・デザイナーの一人で、「フィンランド近代建築の父」と呼ばれる世界的巨匠である。本名はフーゴ・アルヴァ・ヘンリク・アアルト(Hugo Alvar Henrik Aalto)。フィンランドのクオルタネ生まれ、1921年にヘルシンキ工科大学(現アアルト大学)建築学科を卒業し、自身の建築事務所を開設後、(1)パイミオサナトリウム(1933年、フィンランド・パイミオ、結核療養所、患者中心の建築設計)、(2)ヴィープリ図書館(1935年、当時フィンランド、現ロシア)、(3)マイレア邸(1939年、フィンランド・ノールマルック)、(4)MIT学生寮(ベイカーハウス、1948年、米国マサチューセッツ)、(5)セイナッツァロの町役場(1952年、フィンランド)、(6)ヴオクセンニスカ教会(1958年、フィンランド・イマトラ)、(7)フィンランディアホール(1971年、ヘルシンキ)、(8)リオラ教会(1978年、イタリア・ボローニャ近郊)、など世界各地に200以上の建築作品を残した。彼の建築の特徴は、(A)人間の感性・身体性を中心に据えた人間主義的設計、(B)木材・煉瓦・自然石などの自然素材の活用、(C)有機的な曲線と幾何学的形態の融合、(D)天然光を巧みに取り入れた採光設計、(E)家具・照明・食器・ガラス器など建築外プロダクトデザインへの広い活動、などである。アアルトデザインの家具(パイミオチェア、アアルトスツール60、サヴォイベース花瓶など)はイッタラ社・アルテック社から現在も生産販売されており、北欧モダンデザインの象徴的存在として世界中で愛用されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事で、こうした世界的名作建築の意匠を理解した修繕提案は重要で、明誠は文化的価値を尊重する修繕を強みとする。

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