用語集
アルヴァロシザ
アルヴァロ・シザ(Álvaro Joaquim de Melo Siza Vieira、1933-)とは、ポルトガルを代表する20世紀後半〜21世紀の建築家で、1992年にプリツカー賞(建築界のノーベル賞)を受賞した世界的巨匠である。1933年ポルトガル・マトジニョス生まれ、ポルト大学美術学部建築学科を卒業後、自身の建築事務所をポルトで開設し、(1)レサ・ダ・パルメイラ海水プール(1966年、ポルトガル)、(2)ボウサ住宅(1973年、ポルトガル・ポルト)、(3)ガリシア現代美術センター(1993年、スペイン・サンティアゴ・デ・コンポステーラ)、(4)ポルト大学建築学部(1995年、ポルトガル)、(5)アヴェイロ大学図書館(1995年、ポルトガル)、(6)リスボン万博ポルトガル館(1998年、ポルトガル・リスボン)、(7)セラルヴェス現代美術館(1999年、ポルトガル・ポルト)、(8)イベレ・カマルゴ財団美術館(2008年、ブラジル・ポルトアレグレ)、(9)アムステルダム集合住宅、(10)韓国ミマール・アート・ミュージアム(2006年、安藤忠雄と協同)、など多数の傑作を世界各地に残している。シザの建築の特徴は、(A)モダニズムの合理性を受け継ぎつつ場所の文脈を深く読み込む地域主義的設計、(B)白色を基調とした清潔感ある外観、(C)プロポーションの美しさと幾何学の純粋性、(D)自然光・地形・既存建物・植生との繊細な対話、(E)詩的・静謐な空間体験、(F)伝統的なポルトガル建築技術(漆喰・石灰岩・タイル)の現代的応用、などである。日本にもいくつか作品があり、京都の安藤忠雄との協働なども話題となった。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事で意匠的価値を尊重する修繕提案は重要で、明誠は世界の建築潮流を理解した文化的修繕を提供する。

