用語集
アーキフロア
アーキフロアとは、エスケー化研株式会社(SK化研)が製造・販売する建築用塗料・仕上げ材シリーズの中で、特に建物の「床面」に用いる仕上げ材ブランドの総称である。SK化研は1955年創業、大阪府茨木市に本社を置く日本有数の建築用塗料メーカーで、外壁用塗料(セラミシリーズ・水性セラタイト・プレミアム塗料)、屋根用塗料(クールタイトシリーズ)、防水材、シーリング材、内装材、防滑材、機能性塗料など建築仕上げ全般を扱う大手である。アーキフロアシリーズは主に床面の意匠性・防滑性・耐久性・清掃性・耐薬品性などを高めるための仕上げ材で、エポキシ樹脂系・ウレタン樹脂系・MMA系(メタクリル樹脂系)・水性アクリル系・無機系などさまざまな樹脂タイプが用意されており、用途や下地条件、施工環境に応じて最適なグレードを選定できる構成となっている。代表的な用途としては、商業施設のエントランス・通路、駐車場の床面、工場・倉庫の作業床、食品工場・厨房の防滑床、医療・福祉施設の清掃性床、駐輪場・自転車置場、屋上ベランダの簡易防水床、住宅のバルコニー床、地下駐車場のスリップ対策床などが挙げられる。さらに、清掃性を重視するクリーンルーム床、耐薬品性が要求される実験室床、静電気を抑制する帯電防止床、屋外用の耐候性床、耐久性の高い遊技場床など、専門用途向けのバリエーションも充実している。施工方法は下地補修・プライマー塗布・主材塗布・トップコート仕上げの4工程が基本で、職人による手塗り・ローラー塗り・スプレー塗り・コテ塗り・流し展べなど工法が選択でき、デザイン性を高めるためのパターン仕上げ・骨材散布・カラーチップ仕上げなど意匠オプションも用意されている。マンション大規模修繕工事の現場では、共用廊下・階段・バルコニー・屋上・駐車場・ゴミ置場の床面リニューアルにアーキフロアが頻繁に採用され、明誠のロープアクセス工法と組み合わせることで足場費用を圧縮しつつ高品質な床面仕上げを実現できる。経年劣化した既存床にも下地調整次第で上塗り対応可能で、長寿命化と意匠刷新を同時に達成できる点が建物オーナー・管理組合からの評価が高い理由である。

