用語集
アース付コンセント
アース付コンセントとは、漏電が発生した際に感電を防止する目的で、通常の電源用2極端子に加えて第3極として「接地(アース)極」が設けられた電源コンセントの総称であり、正式名称は「接地極付コンセント」または「アース付コンセント」と呼ばれる。電気用品安全法上はJIS C 8303・JIS C 8324・JIS C 8331等で規格化されており、形状はピン3本(縦長×2、丸ピン×1)の3極式が標準で、定格電圧100V・125V・250V、定格電流15A・20A・30A・50Aなど用途に応じて複数のサイズ・形状がある。漏電とは、電気機器の絶縁が経年劣化や水濡れにより破損し、本来流れるべきでない経路に電流が漏れ出す現象で、もし金属製の機器外装に触れた人体を通じて漏電電流が大地へ流れた場合、感電による心室細動・呼吸困難・死亡事故などの重大な人身災害につながる可能性がある。アース付コンセントを利用すれば、機器の接地端子がコンセントの接地極を通じて建物の接地電極(地中の銅板など)へ接続され、漏電電流は人体ではなく接地経路を優先して流れるため、感電リスクが劇的に低減される。さらに、地絡(漏電)遮断器(ELCB)を主幹分電盤に組み合わせることで、漏電を0.1秒以内に検知して回路を自動遮断する仕組みが完成し、感電・火災事故を未然に防止する高い安全性が確保される。電気設備技術基準・解釈で接地が義務付けられている機器は、水気のある場所で使用するもの(洗濯機、温水洗浄便座、給湯器、食器洗い乾燥機、業務用エアコン、屋外機器、ペット用ヒーター等)、金属外装を持つ大型機器(冷蔵庫、業務用厨房機器、エレベーター等)など多岐にわたり、これらに対応するコンセントとしてアース付コンセントが標準採用される。マンション・ビルの大規模修繕工事においては、各住戸内のコンセント更新、共用廊下のコンセント増設、屋上設備機器用コンセント整備、駐車場EV充電用コンセント設置などの場面でアース付コンセントの新設・更新が頻繁に行われ、明誠フランチャイズの電気工事会社が第二種電気工事士・第一種電気工事士の有資格者によって施工する体制を整えている。

