用語集
イスラム建築
読み方
いすらむけんちく
イスラム建築(いすらむけんちく、Islamic Architecture)とは、7世紀のイスラム教成立以降、中東・北アフリカ・スペイン・中央アジア・インド・東南アジアなどイスラム世界全域で発達した独自の建築様式の総称で、世界建築史において重要な位置を占める一大建築潮流である。代表的建築タイプは、(1)モスク(マスジド、礼拝堂、メッカ方向のミフラーブ・ミナレットを持つ)、(2)マドラサ(学院、中庭型の教育施設)、(3)廟・墓廟(タージマハルなど)、(4)宮殿・城塞(アルハンブラ宮殿、トプカプ宮殿)、(5)バザール(市場、覆い屋根のアーケード商店街)、(6)ハマム(公衆浴場)、(7)庭園(チャハル・バーグ、4分割天国庭園)、などである。建築要素の特徴は、(A)アーチ(馬蹄形・尖頭・ムカルナス装飾)、(B)ドーム(玉ねぎ型・半球型)、(C)ミナレット(尖塔、礼拝呼びかけ用)、(D)アラベスク文様(幾何学・植物模様の精緻装飾)、(E)カリグラフィー(コーラン文字装飾)、(F)色彩タイル(イズニックタイル・ペルシャタイル)、(G)水盤・噴水(精神浄化と冷涼演出)、(H)中庭構造(イーワーン)、などである。代表作はメッカのカアバ、エルサレムの岩のドーム、コルドバの大モスク、グラナダのアルハンブラ宮殿、イスタンブールのブルーモスク、アグラのタージマハル、サマルカンドのレギスタン広場、など世界遺産級が多数。マンション・ホテルの意匠でモロッコ風・モロッカン風・オリエンタル風として採用される例があり、明誠は多様な意匠の修繕に対応する。

