用語集
インサート
インサート(Insert、英:Insert、Insertion)とは、建築・建設分野において、コンクリート打設前に型枠内に予め埋め込んでおく金具・ボルト・ナット・ねじ込み式金物などを指す建築金物用語である。コンクリート硬化後にインサートに各種金物・配管・ダクト・吊り材を取り付けることで、コンクリート躯体への直接的なアンカー打ち込み(後施工アンカー)を避け、施工性・強度・耐久性を確保する重要な技術手法である。インサートの主な用途は、第一に「天井吊り金物用」(天井下地・空調ダクト・配管・照明器具・防災設備の吊り)、第二に「壁付け金物用」(カーテンレール・棚・手すり・サイン)、第三に「外装パネル取付用」(ALCパネル・PCパネル・カーテンウォール)、第四に「鉄骨・木材取付用」(鉄骨アンカー、木材建枠)、第五に「設備機器取付用」(給湯器・室外機・配電盤)、などである。インサートの種類は、第一に「めねじインサート」(雌ねじが切られたインサート、ボルトをねじ込んで使用)、第二に「埋め込みアンカー」(ボルト本体がコンクリートに埋め込まれる)、第三に「フックインサート」(吊り用フック)、第四に「特殊形状インサート」(用途別の専用形状)などに分類される。施工上の重要事項は、第一に位置決めの精度(配置図に基づく正確な位置取付)、第二に強度設計(吊り荷重・引抜き荷重に応じたサイズ選定)、第三に防錆対策(亜鉛メッキ・ステンレス材の使用)、第四に施工時の固定(型枠への確実な固定で打設時のズレ防止)、第五にコンクリート被り厚の確保、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、既存インサートの再利用、追加インサート設置(後施工アンカー併用)、インサートの錆・破損・劣化に対する補修などが必要となるケースが多い。明誠フランチャイズの内装・電気・設備工事専門会社は、インサート利用に関する技術知識を保有し、安全で効率的な機器・設備の取付工事を実現している。

