用語集
インシデント対応
インシデント対応(Incident Response、英:Incident Response)とは、企業・組織の情報システム・建物・施設・人員・サービスに発生した予期せぬ事象(インシデント)に対し、迅速かつ適切に対処する一連のプロセスを指す経営・セキュリティ・建設マネジメント用語である。インシデントの種類は、第一に「情報セキュリティインシデント」(不正アクセス・データ漏えい・ランサムウェア感染・フィッシング攻撃)、第二に「労働災害インシデント」(建設現場の事故・転落・崩落・電気事故)、第三に「品質インシデント」(製品不良・施工不良・クレーム)、第四に「コンプライアンスインシデント」(法令違反・契約違反・倫理問題)、第五に「自然災害インシデント」(地震・台風・水害・火災)、第六に「事業継続インシデント」(電力供給停止・通信途絶・人材逃避)、などがある。インシデント対応の標準プロセスは、第一に「検知・通報」(インシデントの早期発見と初期報告)、第二に「初期対応」(被害拡大防止のための緊急措置)、第三に「分析・調査」(原因の特定と影響範囲の把握)、第四に「復旧・再開」(業務・施設・サービスの正常化)、第五に「事後対応」(被害補償・再発防止策の策定)、第六に「報告・コミュニケーション」(関係者・規制当局・顧客への情報開示)、第七に「学習・改善」(PDCAサイクルによる継続的改善)、などである。建設業界における労働災害インシデントは特に深刻で、墜落・転落事故、機械事故、電気事故、感電事故、火災事故、化学物質曝露事故などが業界で頻発し、年間死亡災害は約100〜200件に上る。明誠のロープアクセス工法は、足場架設工事における墜落・転落リスクを大幅に低減できる安全性の高い工法として注目され、ロープアクセス特有のロープ切断・装備故障・救助要請などのインシデントに対しては、IRATA国際基準に基づく厳格な安全管理プロトコルと、IRATAレベル3スーパーバイザーによる現場指揮体制で対応している。JCSAでも加盟会社向けにインシデント対応・労働安全・情報セキュリティに関する経営支援セミナーを定期開催し、業界全体の安全水準向上に貢献している。

