用語集
インタレストカバレッジレシオ
インタレストカバレッジレシオ(Interest Coverage Ratio、利息カバレッジ比率)とは、企業の財務分析において、営業利益が支払利息の何倍に相当するかを測定する財務指標で、企業の利息支払能力(債務返済能力)を示す重要な経営分析指標を指す。計算式は「インタレストカバレッジレシオ=(営業利益+受取利息+受取配当金)÷(支払利息+手形売却損)」で、単位は「倍」で表現される。本指標が高いほど企業の利息支払能力が高く、金融機関・投資家・取引先からの信用力が高いと評価される。一般的に2倍以上が安全水準、5倍以上が優良、10倍以上が極めて健全とされ、1倍を下回ると営業利益で利息を賄えない危機的状況と判断される。本指標は特に銀行融資審査・社債格付・株式投資判断において重視され、ムーディーズ・S&P・格付投資情報センターなどの格付機関も評価の主要要素として活用している。不動産投資・収益不動産経営においても、賃料収入から運営費を差し引いた営業利益が金融機関への支払利息に対してどの程度の余裕があるかを示す重要指標として、不動産投資ローン(アパートローン・プロパティローン)の審査基準に活用される。DSCR(Debt Service Coverage Ratio、債務返済能力)は元本返済も含めた指標で、インタレストカバレッジレシオは利息支払のみの指標として区別される。マンション・ビル・ホテル一棟物件の収益性評価では、両指標を併用してキャッシュフローの安全性を多面的に検証することが推奨される。明誠の主要顧客である収益不動産オーナーにとって、大規模修繕工事の費用負担が一時的にキャッシュフローを悪化させ本指標を低下させる可能性があるため、長期修繕計画と修繕費用の分散化・最適化が極めて重要である。明誠ではロープアクセス工法による足場費削減効果を活用し、修繕費用を抑制しながら資産価値を維持できる提案を通じ、オーナーの財務健全性を支えている。

