用語集

インダストリアル

読み方
いんだすとりある

インダストリアル(Industrial)とは、建築・インテリア分野において「工業的な」という意味で使われる意匠カテゴリーの総称であり、19世紀の産業革命期から20世紀初頭にかけての工場・倉庫・工房などの建築要素を意匠として取り入れたスタイルを指す。露出したコンクリート躯体・鉄骨フレーム・ダクト・配管・スチール窓・レンガ壁・木製パレット・無垢の木材など、本来は工業施設で機能のために用いられた素材を、住宅・店舗・オフィスのインテリアに意図的に活用することが特徴である。代表的な建材ブランドとしてケイミューのSOLIDO(コンクリート質感外装材)、ニチハのCERA RIBやMODERN COLLECTION、旭トステム外装のAT-WALLなどの工業的意匠の外装パネル類が知られている。インダストリアルの源流は1990年代以降のニューヨーク・ロンドンのロフト住宅のリノベーション文化にあり、廃工場・廃倉庫を居住空間に転用するアダプティブ・リユースの流行とともに世界に広がった。日本でも2000年代以降、リノベーション市場の拡大とともにインダストリアルスタイルが浸透し、現在ではカフェ・アパレル・ホテル・コワーキングスペースなど商業空間でも定番の意匠言語となっている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、共用部エントランス・ロビー・廊下のリニューアル提案でインダストリアルテイストが採用されるケースが増えており、コンクリート風塗装、メタリック塗装、レンガタイル、スチール手すりなどの素材を組み合わせて、コストを抑えつつ高い意匠性を実現する手法が好まれている。明誠ではフランチャイズ加盟の塗装・タイル工事専門会社と連携し、ロープアクセス工法を活用した外壁意匠リニューアル提案により、収益不動産オーナーの資産価値向上と差別化戦略を支援している。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!