用語集

インド伝統建築

読み方
いんどでんとうけんちく

インド伝統建築(Indian Traditional Architecture)とは、インド亜大陸において紀元前2500年頃のインダス文明から現代に至るまで、数千年にわたり発展してきた多様な建築様式の総称を指し、ヒンドゥー教建築、仏教建築、ジャイナ教建築、イスラム教建築(ムガル建築)、シク教建築、植民地時代建築(インド・サラセン様式)、現代インド建築などが含まれる極めて多層的な建築文化である。代表的な建築様式と建物には、第一にヒンドゥー寺院建築(カジュラホー寺院群、コナーラクの太陽寺院、マハーバリプラムの石彫寺院群、ミーナークシ寺院など、シカラと呼ばれる尖塔と精緻な彫刻が特徴)、第二に仏教建築(サーンチー大塔、アジャンタ石窟、エローラ石窟、ナーランダー僧院遺跡など、ストゥーパ(仏塔)と岩窟寺院が特徴)、第三にジャイナ教建築(ラージャスターン州のディルワーラ寺院、ラナクプル寺院、シャトルンジャヤ山寺院群など、白大理石の繊細な彫刻が特徴)、第四にムガル建築(タージ・マハル、ファテープル・シークリー、フマーユーン廟、レッド・フォート、ジャマー・マスジドなど、左右対称の構成、ドーム、ミナレット、白大理石、象眼細工が特徴)、第五に植民地建築(ヴィクトリア・ターミナス、ボンベイ高等裁判所、ニューデリーのインド門・大統領官邸など、ヴィクトリアン・ゴシック様式とインド要素の融合)が挙げられる。インド伝統建築の影響は東南アジア(カンボジアのアンコール、ジャワのボロブドゥール、タイの寺院建築)、中央アジア、中東にまで広がり、世界の建築文化に大きな影響を与えた。現代では「インディアン・コンテンポラリー」「ジャイプール・スタイル」「ムガル・モダン」など、伝統要素を現代建築・インテリアに再解釈するスタイルがホテル・住宅・商業空間で人気を集めている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における意匠提案でも、リゾートホテル・エスニック・ブティックホテルなどでインド伝統建築の意匠言語を取り入れたリニューアルが採用されるケースがあり、明誠フランチャイズの内装工事専門会社が対応している。

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