用語集
インバーターポンプ
インバーターポンプ(Inverter Pump)とは、ポンプの駆動電動機の回転数をインバーター制御により可変制御する給水ポンプ・排水ポンプ・空調用ポンプの総称を指す。マンション・ビル・ホテルなどの集合住宅・大型建築物では、各戸・各階への給水・温水循環・冷温水循環・空調用熱媒循環など多数のポンプが運用されており、これらをインバーター制御化することで、省エネ性・快適性・耐久性・静音性を大幅に向上できる。インバーターポンプの主な仕組みは、配管系統内の圧力センサー・流量センサーがリアルタイムで圧力・流量を検出し、その情報に基づいてインバーターがポンプの回転数を連続的に調整することで、需要に応じた最適出力で運転する。これにより、夜間・空室時間帯などの低負荷時には回転数を下げて省エネ運転し、ピーク時間帯には自動的に高出力運転に切り替える。代表的な用途は、第一に「給水ポンプ」(マンションの給水加圧ポンプユニット、増圧ポンプ)、第二に「揚水ポンプ」(高架水槽への揚水)、第三に「給湯循環ポンプ」(中央給湯式のセントラル給湯)、第四に「冷温水ポンプ」(空調用熱媒循環)、第五に「排水ポンプ」(汚水・雑排水・湧水排水)などである。主要メーカーは荏原製作所、テラル、川本製作所、酉島製作所、新日本造機、三菱電機、ダイキン工業など。インバーターポンプ化の効果は、第一に「省エネ40〜60%」(平均的な需要パターンで)、第二に「水圧の安定化」(蛇口の水圧変動が少ない)、第三に「水撃緩和」(ウォーターハンマー現象の抑制)、第四に「ポンプ寿命延長」(起動停止回数減少)、第五に「振動・騒音抑制」(建物への振動伝達減少)などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における給水・空調設備リニューアルでは、既存ポンプのインバーター化リニューアルが省エネ・ランニングコスト削減の有効な施策となる。明誠フランチャイズの管工事・電気工事専門会社では、本リニューアル工事を多数手掛けている。

