用語集
インパクトドライバー
インパクトドライバー(Impact Driver)とは、ビス・ボルト・ナットなどの締付・緩めに使用される電動工具の一種で、回転と打撃(インパクト)を組み合わせた特殊な機構を持つ電動ドライバーを指す。「打撃式電動ドライバー」とも呼ばれ、現代の木造建築・内装工事・住宅リフォーム現場で最も使用頻度の高い電動工具の代表格である。動作原理は、内部のハンマー機構が回転トルクを蓄えてからスプリングの反発力で連続的に打撃を発生させ、回転力と打撃力を同時にビット・ソケットに伝達することで、長尺ビスや大径ビス、固着したボルトなどを楽に締付・緩めできる仕組みとなっている。インパクトドライバーの主な特徴は、第一に「強力なトルク発生」(人の手では困難な締付・緩めが容易)、第二に「軽量・コンパクト」(片手操作可能)、第三に「ビット交換式」(六角軸ビット、ソケット、ホールソー等多種のアタッチメント対応)、第四に「コードレス化」(リチウムイオンバッテリーで現場の機動性を確保)、第五に「LED作業灯付」(暗所での視認性確保)などである。主要メーカーはマキタ、HiKOKI(旧日立工機)、リョービ、京セラインダストリアルツールズ、ボッシュ、デウォルト、ミルウォーキー、パナソニックエレクトリックワークスなどで、18V・36V・40Vmaxなどの高電圧バッテリー化と、ブラシレスモーター化により、軽量化・高出力化・長時間運転が実現されている。建設現場での主な用途は、第一に「木工事のビス締め」(フローリング、石膏ボード、コンパネ、外壁下地)、第二に「金物取付」(金具、補強金物、ハンガー、留め具)、第三に「金属工事のボルト締め」(足場、鋼材接合、機械据付)、第四に「設備工事の固定」(配管支持、ダクト支持、電線管支持)などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事の現場でも、足場架設、外壁パネル取付、防水シート固定、共用部内装工事、サッシ更新、設備機器取付など、ほぼすべての工種で多用されている。明誠フランチャイズの加盟会社でも、ロープアクセス工法での高所作業時に軽量コンパクトなインパクトドライバーが活用されており、安全と効率を両立する施工を実現している。

