用語集
ウェビング
ウェビング(Webbing)とは、椅子・ソファ・ベッド・座椅子等の家具の座面・背面の支持構造として使用される、バンド状(帯状)の織物・編物部材を指す家具製作の専門用語である。「織りバンド」「サスペンションウェビング」とも呼ばれ、現代家具の基本素材として広く活用されている。ウェビングの主な機能は、第一に「クッション性の創出」(座面下にウェビングを格子状に張ることで、適度な弾力・しなりを実現)、第二に「荷重支持」(人体の重さを均等に分散)、第三に「通気性確保」(バンド間の隙間から空気が通り、蒸れ防止)、第四に「軽量化」(金属スプリング・ウレタンに比べ軽量)、第五に「メンテナンス性」(破損時に部分交換可能)、第六に「製造コスト効率」(合理的な家具製作)などである。ウェビングの素材は、第一に「ジュート」(麻、伝統的素材)、第二に「コットン」(綿)、第三に「合成繊維」(ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等)、第四に「ゴム引きウェビング」(弾性ゴム入り、強い弾力)、第五に「金属ウェビング」(スプリング状の金属バンド、極強度な支持)、第六に「ハイテン繊維」(高張力繊維、強度と軽量化の両立)などである。ウェビングの代表的な張り方は、第一に「格子張り」(縦横交互に張る、最も一般的)、第二に「平行張り」(同方向に並べる、簡易型)、第三に「対角線張り」(X字状に張る、高張力対応)等のバリエーションがある。家具製作におけるウェビングの主要メーカーには、ピレリ(Pirelli、伊)、リンフレックス(Linrex)、丸八(日本)、エラスベルト(Elastbelt)等の専門メーカーがあり、各社とも家具メーカーへOEM供給している。代表的なウェビング使用家具メーカーには、北欧モダン家具(フィン・ユール、ハンス・ウェグナー、アルネ・ヤコブセン等のデザイナーズ家具)、フランス家具(ル・コルビュジエ、ジャン・プルーヴェ等のモダニズム家具)、日本のジャパンディ家具(カリモク、IDC大塚家具、富士ファニチアー等)、北米の現代家具等があり、椅子・ソファの隠れた基本構造として現代家具を支えている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部・客室の家具更新時に、ウェビング構造を採用したクッション性・通気性に優れた家具の選定が、利用者の快適性向上に寄与する。明誠フランチャイズの内装・家具工事専門会社では、こうした家具知識を活かした提案を可能としている。

