用語集
ウォシュレット
ウォシュレット(Washlet、温水洗浄便座)とは、株式会社TOTOが1980年に日本市場に投入した温水洗浄機能付き便座の登録商標であり、日本の衛生器具産業を代表する革新的製品概念である。1980年に「ウォシュレットG型」が発売され、爆発的なヒットとともに「お尻だって、洗ってほしい」の有名なCMキャッチコピーとともに日本の住宅・公共施設・ホテル・オフィスのトイレ標準装備として急速に普及した。商標としては「ウォシュレット」はTOTOの専有商標で、LIXILは「シャワートイレ」、Panasonicは「ビューティ・トワレ」など各社独自の名称を用いるが、一般名詞として「温水洗浄便座」と呼ばれることが多い。主な機能は、第一に「おしり洗浄」(暖かい水流でおしりを洗浄)、第二に「ビデ洗浄」(女性向けのデリケート洗浄)、第三に「乾燥機能」(暖風で乾燥)、第四に「脱臭機能」(活性炭フィルターによる脱臭)、第五に「便座暖房」(冬場の冷たさを解消)、第六に「自動開閉」(人感センサーによる自動開閉)、第七に「自動洗浄」(流す動作の自動化)、第八に「節水機能」(少ない水量で効率的に流す)、第九に「リモコン操作」、第十に「除菌機能」(電解水・銀イオンによる除菌)など、多機能化が進んでいる。日本国内の世帯普及率は約80%を超え、世界でも珍しい高普及率を誇る。海外展開も進んでおり、米国・欧州・中国・韓国・東南アジアなどでも「Japan Toilet」として認知が拡大している。代表的なメーカーには、TOTO、LIXIL(旧INAX)、Panasonic、東芝、日本ベル、JANIS、東陽建設工業、サンエルなどがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における設備更新工事では、ウォシュレットの更新・新設が標準的に実施され、既存便器のリフレッシュ感の向上、節水性能改善、衛生性能向上などのメリットを得られる。給水・排水・電源工事の3要素が必要なため、計画段階での設備配管・電気配線の確認が重要。明誠フランチャイズの設備工事・電気工事専門会社では、ウォシュレット設置の総合対応が可能で、収益不動産オーナーへのリフォーム提案の主要メニューとなっている。JCSAでも住宅設備関連の最新トレンドを発信している。

