用語集

ウォルナット無垢

読み方
うぉるなっとむく

ウォルナット無垢(Walnut Solid Flooring)とは、クルミ(Walnut)の無垢材を用いたフローリング製品を指し、ブラックウォールナット(北米産、Juglans nigra)を主体とする世界三大銘木の代表格としての建築用最高級床材概念である。「ウォルナット」と「ウォールナット」は同一の意味の表記揺れで、業界・メーカーにより両表記が併用される。本材の建材としての特徴は、第一に「深い色合いと美しい木目」(紫黒色〜こげ茶色のグラデーション、波状・縮杢・玉杢の多彩な杢目)、第二に「適度な硬さ」(ヤング率・曲げ強度が高く、フローリングに最適な強度)、第三に「優れた寸法安定性」(収縮・膨張が比較的少なく床材として安心)、第四に「経年変化の美しさ」(年月とともに色が深まり、艶やかさを増す)、第五に「衝撃吸収性」(落下物への耐性)などが挙げられる。無垢材ならではの長所として、無垢ならではの素材感、調湿性能、再生可能性(削り直しによる蘇生)があり、複合・突板フローリングでは得られない本物の価値を提供する。一方、課題として、価格の高さ、施工難易度、含水率管理の必要性、季節変動による寸法変化への対応などがあり、専門業者の施工が推奨される。代表的なメーカー・取扱店には、IOC(International Oak Center)「ウォルナット ライブナチュラル」、朝日ウッドテック、永大産業、ノダ、ウッドワン、ニチハ、住友林業クレスト、Kahrs(スウェーデン)、Junckers(デンマーク)、Bjelin、サンウッドエンジニアリングなど。グレード分けは、節なし(プレミアム、価格3万円以上/㎡)、小節(スタンダード、2万円程度)、節あり(カジュアル、1.5万円程度)に区分される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における高級グレード専有部リフォーム提案では、ウォルナット無垢フローリングの採用が空間グレード感を一段引き上げ、賃料水準維持・売却価格向上の差別化戦略として有効である。明誠フランチャイズの内装工事専門会社では、高級銘木フローリングの取扱経験と施工技術を蓄積しており、収益不動産オーナーへの長期的な資産価値維持提案を提供している。JCSAでも木材・床材関連の技術セミナーを定期開催し、加盟会社の提案力強化を支援している。

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