用語集
ウルトラシーラーⅢ
ウルトラシーラーⅢ(Ultra Sealer III)とは、特殊アクリルエマルション樹脂を主成分とする内外装用下塗り材(シーラー)の製品で、塗装工事における素地と中塗り・上塗りの密着性を確保する役割を担う、現代の塗装工事における基本的な水性下塗り材製品概念である。一般的な塗装工程は「素地調整→下塗り(プライマー・シーラー・フィラー)→中塗り→上塗り(仕上)」の順で進行し、下塗り材は素地の安定化・吸込み止め・上塗り材の密着強化という重要機能を担う。ウルトラシーラーⅢの製品特徴として、第一に「水性タイプ(環境配慮型、VOC低減)」、第二に「内外装兼用(多用途性)」、第三に「コンクリート・モルタル・サイディング・既存塗膜・ALCなど多素地対応」、第四に「上塗り選択肢の広さ(アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素塗料との適合性)」、第五に「優れた浸透性と密着性」、第六に「塗装工程の効率化(速乾性)」などが挙げられる。日本の塗料市場では、関西ペイント・日本ペイント・SK化研・エスケー化研・大日本塗料・スズカファイン・水谷ペイント・アステックペイント・プレマテックス・ロックペイント・ニッペホームプロダクツなどの主要メーカーが下塗り材を含む建築塗料ラインナップを展開しており、各社独自の処方で差別化を図っている。建築物の塗替工事における下塗り材選定の重要性は、塗装システム全体の耐久性を左右する要因として認識されており、適切な下塗り材選定により上塗り材の本来性能(耐候性・耐汚染性・意匠性)が発揮される。一方、下塗り材の選定ミス(素地への不適合、上塗り材との非適合)は早期剥離・浮き・色ムラの原因となり、塗装工事の最大のクレーム要因となる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外壁塗装工事では、既存塗膜の劣化状況・素地の状態(含水率・脆弱性・チョーキング)に応じた下塗り材選定が長期耐久性確保の要となる。明誠フランチャイズの塗装工事専門会社では、調査診断結果に基づく適切な下塗り材選定により、長期保証付きの高品質塗装工事を実現している。JCSAでも塗料・塗装工事の技術セミナーを定期開催している。

